管理薬剤師の年収 平均はいくらぐらい?業種別に徹底解説!

「管理薬剤師の年収はどのくらいなんだろう?高いの?低いの?」

「薬剤師が年収を上げるためには、管理薬剤師になれば良いんでしょ?でも、管理薬剤師になれば、本当に年収は上がるの?」

「管理薬剤師として働くなら、どの業種が良いの?年収が高いところが良いんだけど」

 

薬剤師は責任ある専門職。

しかも、6年間も大学で勉強しなければいけない。

それなのに、年収はそんなに高くない。

この現実に悩み、少しでも年収をアップしたいと考えて、管理薬剤師になろうと考えている薬剤師さんは多いと思います。

 

管理薬剤師の年収平均は600万円〜700万円とされています。

そして、あなたが少しでも高年収を狙いたいなら調剤薬局がおすすめです。

調剤薬局で管理薬剤師として働けば、夢の年収1000万円も不可能ではないのです。

 

管理薬剤師の年収平均とその内訳、5つの業種別の管理薬剤師の年収、管理薬剤師が年収アップを狙うための4ポイントを、人事院のデータなどを交えながらご紹介します。

これで、あなたも管理薬剤師として満足できる年収を稼ぐことができますよ。

 

 

管理薬剤師の年収の平均とその内訳

 

管理薬剤師の年収の平均は、ずばり

年収600万円〜700万円

になります。

 

厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると、薬剤師の平均年収は543万5,900円なので、管理薬剤師になると年収はアップすることがわかります。

 

では、この管理薬剤師の年収を徹底解剖していきましょう。

 

 

基本給

 

まずは基本給です。

実は、管理薬剤師だから特別に基本給が高いということはありません

基本給は、主に経験年数によって決まります。

 

職場によっても異なりますが、基本的には同じ年数・同じ職場で働いているなら、管理薬剤師と普通の薬剤師の基本給は同じということになるんです。

 

 

管理薬剤師手当

 

「え〜?管理薬剤師になっても基本給は上がらないの?じゃあ、意味ないじゃん…」

と思うかもしれませんが、安心してください。

確かに、基本給は変わりませんが、管理薬剤師になると管理薬剤師手当が付くんです。

 

管理薬剤師手当の金額がいくらなのかは、職場によって異なります。

管理薬剤師手当は3〜15万円程度と幅があるんです。

平均は5〜6万円程度ですね。

 

管理薬剤師手当が5万円だった場合、

5万円×12ヶ月=60万円

となりますから、年収は60万円のアップです。

 

管理薬剤師手当が6万円だった場合は、

6万円×12ヶ月=72万円

ですから、年収は72万円のアップですね。

 

ちなみに、管理薬剤師手当が15万円なら、

15万円×12ヶ月=180万円

となりますので、年収の大幅アップが狙えます。

 

 

ボーナス

 

次に、管理薬剤師になった時のボーナスです。

ボーナスは、基本的に「基本給×○ヶ月分」で支給額が決まりますので、管理薬剤師だからと言ってボーナスが特別に高いということはありません。

 

厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると、薬剤師の平均ボーナスは87万7,100円ですので、管理薬剤師の平均ボーナスもこのくらいになります。

 

 

残業手当

 

次は管理薬剤師の残業手当についてです。

管理薬剤師は管理職という立場になります。

ということは?

残業代は出ない!?

そうです。

 

もちろん、職場によって違います。

管理薬剤師でも残業手当を支給してくれる職場もあります。

 

でも、管理職扱いになって、管理薬剤師は残業をしても一切残業手当は出ないということもあるんです。

 

「最悪だ。管理薬剤師にならない方が良いかも。ただ働きしたくないし」

と思うかもしれません。

あなたがそう思う気持ちもわかります。 

ただ、管理薬剤師手当は残業手当込みと考えれば、少しは納得できるのではないでしょうか。

それでも、やっぱりただ働きはしたくないと思うのが当然ですよね。

それなら、できるだけ残業時間が少ない職場を選ぶしかありません。

 

管理薬剤師で残業がないというのは、ほぼあり得ません。

でも、残業時間が少ない職場はあります。

残業が少なければ、ただ働きの時間は少なくて、管理薬剤師手当はしっかりもらえるので、お得感がありますよね。

 

 

その他手当

 

最後に、その他の手当を見ていきましょう。

管理薬剤師の給料では、その人の状況によって次のような手当が付くことがあります。

 

  • 住宅手当
  • 家族手当(扶養手当)
  • 通勤手当
  • 保育手当

などです。

 

あなたが世帯主なら、住宅手当が高額のところを選ぶと良いですよね。

住宅手当が2万円付く職場なら、

2万円×12ヶ月=24万円

となりますので、年収に大きく関係してくるんです。

 

また、家族手当も大切です。

既婚で扶養している家族がいるなら、家族手当が付く職場を選ぶと良いでしょう。

 

通勤手当は全額支給なのか、また車通勤はガソリン代は支給されるのかなどもチェックしておくと良いでしょう。

 

 

続いて、調剤薬局、病院、ドラッグストア、製薬会社、卸売販売業の5つ業種別の管理薬剤師の年収を見ていきます。

 

 

調剤薬局なら管理薬剤師の年収は1000万円も狙えます

 

まずは、調剤薬局の管理薬剤師の年収平均はいくらなのかを説明していきます

管理薬剤師になって、とにかく年収をアップしたいというなら、調剤薬局がおすすめです。

調剤薬局の中で年収が高いところを選ぶと、なんと年収1000万円も夢ではないんです。

 

年収1000万円?嘘だ!

嘘じゃないんです。

では、まずは調剤薬局の管理薬剤師の年収平均がどのくらいかを見ていきましょう。

 

中央社会保険医療協議会の「第20回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告」によると、

  • 調剤薬局の管理薬剤師の年収平均=773万3,306円
  • 調剤薬局の薬剤師の年収平均=474万3,650円

となっています。

 

調剤薬局は普通の薬剤師の年収は高くないですが、管理薬剤師になると一気に年収が上がります。

また、調剤薬局の管理薬剤師の年収は店舗規模によって変わるんです。

 

中央社会保険医療協議会の「第20回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告」によると、

<店舗数別の管理薬剤師の年収平均>

  • 1店舗=914万6,832円
  • 2〜5店舗=827万3,041円
  • 6〜19店舗=732万2,194円
  • 20店舗以上=632万9,492円

 

1店舗だけの小さな調剤薬局なら、管理薬剤師の年収は900万円以上になります。

 

「年収900万円はすごい!でも、やっぱり1000万円には届かないよね」

と思うかもしれません。

でも、薬剤師は地方に行けば行くほど、年収は高くなります

田舎は薬剤師が不足しているので、都会で働く薬剤師の年収+100〜200万円という求人はザラにあるんです。

 

この914万6,832円という数字は全国平均のもの。

だから、地方にある1店舗のみの調剤薬局で管理薬剤師として働けば、

年収1000万円も可能!

ということになるんですね。

 

 

病院の管理薬剤師の年収はそこそこ高い

 

次は病院で働く管理薬剤師の年収平均はいくらなのかを見ていきましょう。

「病院薬剤師の年収って低いって聞くから、病院の管理薬剤師の年収は低いんでしょ?」

と思うかもしれません。

 

でも、意外や意外!

病院の管理薬剤師の年収はそこそこ高いんです。

 

<管理薬剤師(薬局長)の平均年収>

  • 663万7,628円

 

本当!意外と高い!

ですよね。

 

これは、

人事院の平成30年職種別民間給与実態調査の結果の管理薬剤師(薬局長)の平均月収48万44円に、厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査の薬剤師の平均ボーナスを足したものです。

  • 48万44円×12ヶ月+87万7,100円=663万7,628円

 

管理薬剤師=薬局長と決まっているわけではないですが、それでも病院で管理薬剤師になれば、そこそこ年収が高いことがわかると思います。

 

病院の新卒薬剤師の年収は300〜350万円が相場ですので、確かに年収が低いですよね。

でも、病院では着実に昇給がありますし、管理薬剤師の手当がそこそこ高いのだと思います。

だから、病院の管理薬剤師の年収は高いんですね。

 

ただ、病院で管理薬剤師になるのはハードルが高いです。

病院薬剤師の求人はそもそも少ないです。

また、新卒から同じ病院でずっと働いている薬剤師も多いので、中途採用で入職して出世競争に勝つのは難しいんです。

 

 

ドラッグストアの管理薬剤師の年収は割に合わない可能性あり

 

次はドラッグストアの管理薬剤師の年収平均はいくらなのかを見ていきましょう。

ドラッグストアの管理薬剤師の年収は、薬剤師の求人を見ると、500〜600万円が相場であることがわかります。

 

年収低くない?

そうですね。

 

調剤薬局や病院の管理薬剤師と比べると、ドラッグストアの管理薬剤師の年収は低めです。

ドラッグストアの一般の薬剤師の年収は、調剤薬局や病院に比べると高いですよね。

でも、管理薬剤師の場合は逆になります。

調剤薬局や病院に比べると、ドラッグストアの管理薬剤師の年収は低くなるのです。

 

年収が低いなら、ドラッグストアの管理薬剤師の仕事は楽かというとそんなことはありません。

<ドラッグストアの管理薬剤師の仕事>

  • 薬剤師として調剤やOTC販売
  • スタッフの指導、管理
  • 売上の管理
  • 顧客管理
  • 本社との連絡、情報伝達

 

ドラッグストアの管理薬剤師は、店長になることが多いので、薬剤師以外の仕事もしなければいけません。

 

年収はそれほど高くないのに、ドラッグストアの管理薬剤師は仕事量が多くて大変。

つまり、ドラッグストアの管理薬剤師は割に合わないことが多いんです。

 

ただ、ドラッグストアの管理薬剤師は、ハードルが低いというメリットがあります。

病院で管理薬剤師になるよりも、ドラッグストアで管理薬剤師になる方が簡単とは言いませんが、ハードルは確実に低いです。

 

また、ドラッグストアの管理薬剤師は年収はそんなに高くありませんが、管理薬剤師(店長)から一歩進んでエリアマネージャーになれば、年収600〜700万円はを稼ぐことは可能です。

 

 

 

製薬会社の管理薬剤師の年収は期待しない方が良い

 

次は製薬会社の管理薬剤師の年収平均がいくらなのかです。

「製薬会社って薬剤師の年収が高そうだから、管理薬剤師の年収も高いでしょ!」

と思っている薬剤師さんは多いと思います。

 

でも、残念ながら、製薬会社の管理薬剤師の年収は高くありません。

製薬会社の管理薬剤師の求人を見てみると、

  • 年収400〜600万円

というものが多いです。

 

確かに、大手の一流製薬会社の管理薬剤師は年収は高いです。

でも、大手製薬会社は中途採用の求人はほぼありません。

中小の製薬会社の求人しかないのです。

中小の製薬会社の管理薬剤師の年収はそれほど高くありませんので、年収400〜600万円程度になるんですね。

中小の製薬会社の年収は、大手製薬会社よりも100〜300万円程度は年収が低くなってしまうんです。

だから、「製薬会社で管理薬剤師になれば、年収1000万円超え」というのは夢物語。

むしろ、管理薬剤師としては、他の業種と比べてあまり年収は期待できないんです。

 

 

卸売販売業の管理薬剤師の年収は高くない

 

最後は卸売販売業の管理薬剤師の年収平均はいくらなのかを見ていきましょう。

 

卸売販売異業での管理薬剤師の年収は、求人を見る限り

  • 年収=400〜550万円

となります。

年収、低くない?

 

そうですね。

卸売販売業の管理薬剤師は年収は高くありません。

一般の薬剤師とほぼ同じ年収と言えるでしょう。

 

ただ、大手の卸売販売業の企業は福利厚生が充実しているので、年収以上のお得感はあると思います。

 

 

管理薬剤師になるにはどうすれば良いの?

 

管理薬剤師の年収について説明してきましたが、

「そもそも、管理薬剤師になるには、どのような条件、要件、資格が必要なの?」

と疑問を持っている人いると思います。

 

管理薬剤師になるには、特別な資格は必要ありません。

薬剤師の資格を持ち、常勤として勤務していれば、最低限の条件・要件は満たしています。

 

ただ、その薬局(職場)の人・物を管理する立場ですから、ある程度の実務経験は必要です。

目安としては3年以上となります。

 

詳しくは以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

管理薬剤師になるには何年目?年齢は?資格や要件を業種別に解説!

 

 

管理薬剤師で年収アップを狙うための4ポイント

 

管理薬剤師で年収を少しでもアップさせたい時には、次の4つのポイントをチェックして職場探しをしましょう。

 

 

管理薬剤師手当が高い

 

まず1つ目は、管理薬剤師手当が高いことです。

これはやっぱり大切です。

管理薬剤師手当は、3〜15万円と職場によって幅があります。

 

管理薬剤師手当が3万円では、「3万円×12ヶ月=36万円」と年収は36万円しかアップしません。

でも、管理薬剤師手当が15万円なら、「15万円×12ヶ月=180万円」と年収は180万円もアップするんです。

 

だから、管理薬剤師手当は年収をアップさせるためには、非常に大きな要素になります。

 

 

地方を中心に探すこと

 

管理薬剤師で年収をしっかり稼ぐなら、地方を中心に求人を探すことをおすすめします。

薬剤師が不足している地域なら、年収は高くなります

調剤薬局だけでなく、病院やドラッグストアも地方だと年収は高めです。

 

だから、管理薬剤師で年収にこだわるなら、地方を中心に求人を探しましょう。

 

 

昇給があること

 

管理薬剤師で年収をしっかり稼ぎたい人は、基本給の昇給があるかどうかもチェックしましょう。

昇給があるかどうかは、その職場次第です。

 

人事院の平成30年職種別民間給与実態調査の結果によれば、病院の管理薬剤師(薬局長)の年齢別の平均給料は、

 

  • 32〜36歳=40万3,620円
  • 36〜40歳=41万2,559円
  • 40〜44歳=48万6,842円
  • 44〜48歳=47万4,025円
  • 48〜52歳=48万2,398円
  • 52〜56歳=47万7,983円
  • 56歳〜=50万7,615円

 

となっています。

これを見ると、病院では管理薬剤師は昇給があることがわかります。

 

ただ、何度も言いますが、昇給はその職場次第。

40歳で昇給ストップなど年齢制限がある職場もあります。

昇給額も違います。

昇給がない職場なら、どんなに長く働いても入職時と同じ年収で働かなくてはいけません。

だから、昇給があるかどうかはチェックしておきましょう。

 

さらに、昇給ペースや昇給率も確認すると良いですよ。

昇給ペースは年1回が普通です。

昇給額は日本労働組合総連合会の2019年春闘のデータによると、平均で5,997円となっています。

これを目安にして、昇給がある職場を選ぶようにしましょう。

 

 

管理薬剤師として働けるかかどうか

 

最後は、管理薬剤師として働けるかどうかです。

調剤薬局や病院、ドラッグストアに転職しても、すぐに管理薬剤師になれるとは限りません。

出世競争に勝たなければいけないですし、そもそも管理薬剤師の席が空いていないし、今後空く予定が一切ないということもあるでしょう。

 

そして、製薬会社や卸売販売業では、管理薬剤師を必要としない部署もたくさんあるので、転職しても管理薬剤師になれないということも十分にあります。

 

だから、管理薬剤師として働けるかどうかをチェックすることは大切なのです。

 

管理薬剤師になるには何年目?年齢は?資格や要件を業種別に解説!

 

管理薬剤師で年収が高いところに転職するなら転職サイトを使おう!

 

管理薬剤師の年収平均はいくらなのかを見てきました。

管理薬剤師と言っても、業種によって年収に大きな差があることが分かったと思います。

また、調剤薬局でも店舗規模やそのほかの条件によって、年収は変わります。

 

管理薬剤師として高年収を稼ぎたい人は、転職サイトを使いましょう。

転職サイトなら、確実に管理薬剤師の求人を紹介してくれます。

その中から、あなたの興味のある業種、さらに年収が高い職場をピックアップしてくれるんです。

だから、転職サイトを使えば、管理薬剤師として高年収を得ることができますよ。

 

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